ラジコンの魅力2番目は、「走らせる」です。
せっかく待望のラジコンカーを入手できても、走らせることができなければ宝の持ち腐れです。
「ラジコンを走らせる場所がない」
「一緒に走りを楽しめる仲間がいない」
「サーキットやオフロードコースのルールがわからず不安」
こんな悩みを抱えているビギナーの方も多いでしょう。そこで今回の記事ではお悩み解決の一助として、サーキット・オフロードコース、ラジコンフリークが集まるコミュニティ、ビギナー歓迎の各種イベント、走りの基本テクなどについて紹介します。
この記事を書いている私は、ラジコン歴が16年、最初はたった一人で始めましたが、今では全国に100人を超える仲間がいます。この私が、ラジコンの始め方についてわかりやすく解説します。
■サーキットやオフロードコースのおすすめをまとめました
ラジコンを走らせる場所がないとお悩みの皆さん、心配はご無用です。
なぜなら全国には、ラジコン専用のサーキットやオフロードコースが多数あるからです。
以下に、おすすめのサーキットやオフロードコースを紹介します。
●サーキットのおすすめ紹介
・タミヤサーキット
静岡県静岡市駿河区池田624-1
東名自動車道日本平久能山ICより3Km8分
一度走らせてみたいコースであり、ラジコン好きにはメッカとされています。
ショップも営業していて、完成・組み立てキットだけでなく、アクセサリーやパーツ類も豊富に取り揃えており、ニューモデルの展示もされています。ですが、エンジンカーはNGです。
・タミヤ掛川サーキット
静岡県掛川市淡陽66-1
東名自動車道掛川ICより6Km12分
オンロードサーキットの全長290mは世界最大級、バックストレートも77mにおよび、エンジンカーのハイエナジーパワーも存分に性能を堪能できます。
オンロードだけでなく、電動バギーさらには、クローラーマシンの専用コース(ロッククローリングフィールド)まで用意されています。
・吉祥寺サーキット
東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目16−11 丸井ウラ、L.L.Bean隣
都内ではとても珍しい、ラジコン走行を楽しめる屋内サーキットです。初心者が手ぶらでも楽しめるよう体験走行もやっており、ラジコンの構造から走行方法までスタッフがていねいにレクチャーしてくれます。
ショップも営業していて、車両本体はもちろんアクセサリー・パーツの品ぞろえも豊富です。
●オフロードコースのおすすめ紹介
・フタババギートラクト
千葉県 市原市高田321 圏央道茂原北ICより8km19分
JMRCA(日本モデルラジオコントロールカー協会)主催の全日本選手権開催会場でもあります。1/8バギー用の広く平坦なコースは整備もきちんとしていて死角も少なく、思い切った走行が楽しめます。ジャンプもよく作られており、進入角度やスピードのコントロールが求められ、挑戦意欲をかきたてられます。
みなさんも、サーキットやオフロードコースに足を運び、ラジコン走行を楽しみましょう。
■一緒の仲間がいなくてもラジコンを始められる理由
ゴルフやラジコンなどと違って、ラジコンは同じ趣味の仲間を見つけるのに苦労しますが心配ありません。
なぜならSNSやイベントを活用できるからです。メーカーも顧客のリレーション形成をねらって様々なコミュニティの場を提供しています。
ここでは、タミヤの事例を紹介します。
タミヤラジコンガレージ:
コミュニティのメンバーが、自慢のカスタマイズカーの実走行を披露し合います。年代・車種は不問、こだわりの車は見る者のスピリッツを熱くさせます。
ラジコンハイテク講座
ラジコン走行前のセッティングは初心者にとって難解なものですが、ラジコンハイテク講座では、コミュニティのメンバーがラジコンに関するちょっとしたうんちくや駆動系を中心としたパーツ調整のテクニックを紹介してくれます。情報交換を通じて、「走る仲間」を作りましょう。
トヨタRCスクールライブ
https://www.tamiya.com/japan/rc/enjoytamiyarc/toyotarc202011.html
トヨタラジコンクラブの専従班が、GRヤリスをモデルに、組立プロセスをライブ配信します。ラジオペンチなど専用工具の使い方、駆動系をはじめとしたパーツを組み立てるコツ、バッテリーの制御コントロールなど、さまざまなテクニックを実演してくれます。
手ぶらでもOKの体験型イベントに参加しよう
タミヤRCカーフェスティバル:https://www.tamiya.com/japan/rc/event/festival/eventlist.html
走行ゲーム「トライ!タミヤ」、大型ラジコンへの試乗「トレーラー乗用コーナー」などなど、ラジコンホビーが楽しめる体験型イベントです。
- ビギナー向け走行会で腕試し
京商ミニッツカップ:https://www.kyosho.com/rc/ja/race/2020/miniz_cup/index.html
手のひらサイズのミニッツカーを走らせるレースで、ビギナー向け「エンジョイラン」カテゴリーも用意されています。順位はつけませんが、計測はしてくれて、エントリーメンバーにはラップチャートが発行されます。
みなさんもSNSをフル活用して、テクニック習得やコミュニティづくりに役立てましょう。
■サーキットで走らせるときの3の常識
いざラジコンカーを走らせようとするとき、周りの参加者に迷惑をかけないか、足を引っ張らないか不安に感じることもあるでしょう。でも心配はいりません、基本的な常識を押さえておけば大丈夫です。
以下に、具体的な常識を3つ紹介します。
まずはオーバルコースをこなせるようになる
オーバルコースとは、パイロンを2つ使った最もシンプルなコースです。まずはオーバルコースで、定速走行・加減速・コーナーワークを繰り返し、視線の置き方やステアリングなどの間隔をつかみましょう。
パイロンを並べ替えてジムカーナトレーニング
次はT型、L型などの形でパイロンを並べてのジムカーナトレーニングです。スラロームやヘアピンを入れて、コーナリング技術を磨きます。
サーキット走行の基本を知る(スローイン・ファーストアウト、アウトインアウト)
サーキットで早く走るためのカギを握るのはコーナーワーク、スピードコントロールの基本はスローイン・ファーストアウト、位置取りはアウトインアウトです。
この3つの基本を守りつつ、サーキットコースでの走行を楽しみましょう。
■まとめ
ラジコンを走らせたいと思うみなさん、仲間がいない、テクニックがわからないと不安になることはありません。
今回の記事を参考に、一歩踏み出してサーキットやイベントなどに足を運んだり、コミュニティーに参加してみましょう。
ラジコンを「走らせる楽しみ」がグッと身近になるはずです。