みなさんは、鉄道好きが行き過ぎて鉄道模型事業へと乗り出した宝飾販売店の「天賞堂」をご存じでしょうか?
【天賞堂 公式ホームページ】
天賞堂を宝飾品店として知っている方、もしくは鉄道模型ブランドとして知っている方など、さまざまなファンを抱えているのも特徴です。
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【天賞堂 ジュエリー】
天賞堂の扱っている鉄道模型では、細部にまでこだわった精巧な作りが特徴的であり、ラインナップも豊富にそろっています。
そこで今回は、鉄道模型を愛して12年の私が、鉄道模型ブランド天賞堂とは何か?どんな鉄道模型を扱っているのかを解説します。
1.もともと宝飾品店!?天賞堂とは?
鉄道模型ファンとして天賞堂を知っている方の中には、天賞堂が宝飾品を扱う貴金属店であることを知らない方も少なからずいます。
【天賞堂 ジュエリー&ウォッチ】
宝飾品でも名の知れた有名企業です。
実は、銀座の名所のひとつとしても数えられているほど有名な宝飾品店であり、本店の角にある天使の像でも有名なのです。
なぜ宝石をやりながら鉄道模型をやっているのか疑問を持つ方も多いはず。
その答えは、タイトルでも触れましたが、新本秀雄元社長が鉄道ファンだったからに他なりません。
宝飾品事業も行いながら、空いている店舗の2階で鉄道模型の商売も始めたのがキッカケだと言われています。
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始めは、1台ないし数台の少数での受注生産であったにもかかわらず、1951年からは本格的に生産体制へと突入していきました。
当初は海外への輸出などで成功を収めましたが、円高による影響もあり、現在のような国内向けの生産体制へと事業転換した経緯もあります。
天賞堂製の鉄道模型は、クオリティ面でも評価が高く、宝飾品の製造で用いられるロストワックス技術を使用した高級ブラスモデルの代名詞でもありました。
近年では、OEMによる共同開発にも力を入れており、普及製品の製作や販売も手掛けています。
天賞堂が今や鉄道模型の老舗としてファンから愛されているのは、商品のラインナップが豊富だからという理由だけではありません。
真鍮製の鉄道模型を主軸として、ダイキャスト製、プラスチック製も製造しています。
鉄道模型ファンの間でも、特にコアなファンからは、真鍮製の鉄道模型の評価は群を抜いて高いのも特徴です。
鉄道模型としては、高級ブランドといった位置付けであることは間違いありません。
2.天賞堂の鉄道模型をご紹介します!
鉄道模型ファンの間でも、高級ブランドとして知られている天賞堂の鉄道模型。
そこで、天賞堂のハイブランドな鉄道模型をご紹介します。
【ED46形・ED92形 交直両用電気機関車 真鍮製】
ED46形は、日本初の交直両用電気機関車として有名です。
日立製作所で製造されており、記念すべき機関車第1000号でもあるのです。
いわゆる鉄道模型の完成形ともいうべきクオリティの高さを誇っており、実車がそのままミニチュアとして再現されたといっても過言ではありません。
鉄道模型の中でも、選ばれた者にしか手に取ることのできない迫力さえ感じる一品となっています。
【D51形 カンタム・サウンド・システム搭載(ダイキャスト製走行系×真鍮製車体 特別仕様)】
全国植樹祭開催に伴うお召列車が運転され、その名誉ある牽引機として新見機関区の838号機が選ばれました。
伯備線米子から岡山までをさっそうと駆け抜け、美しい姿で先頭に立ち線路を走りました。
2017年に本線復帰した姿が再現されており、その姿には高貴な雰囲気すら感じます。
まとめ
今回は、鉄道模型ブランド天賞堂とは何か?どんな鉄道模型を扱っているのかを解説しました。
天賞堂は、鉄道模型の中でもハイクオリティなことで有名であり、その価格も他社と比較すると高価な車輌が多いのが特徴です。
プロモデラーズでも天賞堂の鉄道模型を取り扱っており、TOMIX(トミックス)やKATO(カトー)以上に高額売却が期待できます。
「いくらで売れるかな?」と気になる方は、ぜひプロモデラーズへのご掲載を検討してみてはいかがでしょうか?