ラジコンを楽しむ大きな要素の1つが「いじる」です。組み込んだパーツのセッティングによって走行性能は飛躍的に上がりますし、ペイントやアクセサリー次第で実車をほ彷彿させる外観に仕上げることも可能です。
とはいうものの、初心者にはとっつきにくいのも確かです。
・いじるテクを誰に聞けばいいのか迷う
・ラジコンいじりに興味があるがどこからいじればいいのか悩む、楽しみ方がわからない
・パーツ組付け方法・ペイント・デカールのテクに自信が無い、専門用語がわからない
などと悩みを抱えるビギナーの方も多いでしょう。本記事では、お悩み解決の情報を提供すると同時に、「じぶんだけの1台」に仕立て上げる楽しさを紹介します。
いじり方が学べる!おすすめのスクールやSNSコミュニティ
「いじるテクを誰に聞けばいいのか」迷っているみなさん、心配はご無用です。
なぜなら、メーカーなどが提供するスクールやイベントさらにはSNSコミュニティなど、さまざまな「学びの場」が存在するからです。
ここでは、おすすめの「学びの場」をいくつか紹介します。
コミュニティを通じて情報交換
SNSなどのコミュニティを活用して、パーツセッティングなどの情報を収集しましょう。ラジコンメーカーのタミヤが開設する「SNSでEnjoy!タミヤRC」は、
・メンバーが愛車を自慢しあう#タミヤRCガレージ(Twitter)
・さまざまなテクニックを持ち寄る#タミヤRCハイテク講座(Twitter)
・ビギナー必見のセッティング情報を発信する#タミヤRC_LIVE
・トヨタスタッフが実物(GRヤリスMシャシー)を使って工具の使用方法や組み立てのコツなどを伝授する#トヨタRCスクール_LIVE
といった豊富なコンテンツを通じ、ラジコン初心者をサポートしています。
イベントに参加して楽しみながら腕を磨く
イベントを通じてラジコンに触れ、実際にどんなものであるかを体験しましょう。ラジコンメーカーの京商は、各ショップにて初心者がラジコンを体験できるコーナー「RC体験STYLE」を開設しています。
キットを買って組み立て方を教えてもらおう
スクールを通じて、パーツセッティングや組み立ての基本を覚えましょう。「タミヤRCスクール」では、ラジコンカーを組み立ててそのまま持ち帰れる教室を展開しています。
どこからいじれば良いかわからなくても大丈夫な理由
「いじってみたいけど、どこから手をつければいいのかわからない」とのお悩み、解決しましょう。大切なのは「習うより慣れろ」です、まずは組み立てキットを購入し、自分で組み立ててみましょう。次に組み立て方の基本を紹介します。
工具も必ずそろえよう
ラジコンの組み立てに最低限必要な工具を、まずそろえましょう。具体的には、ドライバー(大・小)、ラジオペンチ、ニッパー、ピンセット、カッター、瞬間接着剤、ハサミです。もしご家庭になければ、「タミヤRC8本セット」等を購入しましょう。
ラジコンの性能を左右するサーボ
ラジコン本体以外で購入する大切なパーツの1つが「プロポ」で、サーボやアンプを通じてマシンを操作します。エントリモデルも悪くありませんが、いずれ欲しくなるのだから質感も高く操作性も優れるハイエンドモデルを選ぶのもおすすめです。
走行性能を左右するタイヤグリップのセッティング
車の走行性能を左右するのはタイヤのグリップ…この基本を押さえておけば、タイヤを選んだり、ステアリングを調整したり、ホイールの角度を変えたりといったセッティングの意味を理解できます。
いじる楽しさを体感しよう
「組み立てや塗装のテクニックに自信が無い」とお悩みのみなさん、大丈夫です。いじる楽しさを体感しながら、徐々に腕を上げていけばいいのです。
次にいくつか、楽しみ方の具体例を紹介します。
ボディー塗装も楽しみの一つ
走りを極めるのもラジコンの醍醐味ですが、ボディー塗装も楽しみの1つです。「愛車自慢掲示板」をのぞいてみると、GTカー仕様に仕上げたり、市販モデルのカラーと同じ色を使ったりと、みなさんさまざまな楽しみ方をしています。
アルミ削り出しやクロームメッキ…パーツへのこだわりは本物以上
ラジコンパーツはプラスチック中心ですが、カスタムパーツの中にはクロームメッキやアルマイト加工を施した仕様や、アルミ削り出し仕様もラインナップされています。好みのカスタムパーツを使ってグッとボディを引き締めさせるのも、楽しみの1つです。
デカール貼りにはコツがいる
デカールとは、ラジコン本体に貼る装飾用のステッカーです。ウインドウ・グラフィック・スポンサーロゴの3種類で構成され、少しコツがいりますが上手に貼れればより実車に近い雰囲気が醸し出せます。
まとめ
ラジコンをいじってみたいと考えているみなさん、専門用語がわからない、パーツセッティングや塗装の技術が難しい、どこに教わればいいのか、などと悩まなくても大丈夫です。
本コラムを参考に、何を学べばよいかをまず理解すると同時に、知識が学べるスクールやコミュニティを活用するのです。あとは実践あるのみです。「大人のホビー」ラジコンのいじる楽しみを堪能しましょう。