【まとめ】戦車、バイク、自由な塗装……奥深いプラモデルの世界

クルマ、バイク、飛行機はもちろん、戦車、戦艦、戦闘機、はてはカップヌードルまで、プラモデルにはありとあらゆるものが存在します。

プラモデルを作ることがはじめての人から、もっと作りがいのあるものを求めている人まで、パーツの数やディティールの細かさなど、レベルに応じてさまざまなものが選べます。

大人から子供まで、そして初心者から作りなれた人まで、全ての人が夢中になれる奥深さ。それがプラモデルの魅力です。

コロナ禍になんか負けない!プラモデルの魅力を知ろう!

自粛、自粛の今だからこそ、プラモデル作り!

  今、世間ではコロナ禍の影響で、自粛することが美徳のように言われています。自粛でできた時間、あなたなら何をしますか。
  ビデオ?ゲーム?たしかにそれも楽しいでしょう。でも、もっと楽しめるものがあるかもしれませんよ。

  それは、作る楽しみと鑑賞するよろこびをあわせ持つ、プラモデルです。
  ていねいにパーツを切り出し、一つ一つの形を慎重に組み上げてみましょう。時間をかけて完成したプラモデルを見ていると、自然と顔がほころんできます。同じ趣味を持つ友達と、できあがりを競い合うのも楽しいですね。
  さあ、プラモデルを作ってみましょう!

初心者にもわかりやすいプラモデルの魅力

  プラモデルには、たくさんの魅力があります。

  お気に入りの製品を、ていねいに組み立てるたのしさ。
  思うがままに塗装をして、こだわりのオリジナル作品を作り上げるよろこび。
   自然な風景やドラマチックな場面など、あなたの想う魅力的なシーンを、「ジオラマ」として作り上げてみるのも素敵です。

  プラモデルは、ただのプラスチックのかたまりではありません。
  手間と時間をかけ、こだわればこだわるほど魅力が増してきます。

  そしてあなたの心に響く、あなただけの「作品」を作り上げることが出来るのです。
  もちろんあなたのお友達にも、自信を持って自慢ができるでしょう。   

プラモデルのさまざまなメーカー、個性

プラモデルって、どんなメーカーがあるの?

  国内には、プラモデルを作っているたくさんのメーカーが存在します。
  その中でも、特によく名が知られているタミヤ、バンダイ、ハセガワ、アオシマを簡単に紹介します。

  タミヤは総合模型メーカーであり、精度の高い製品を作ることで世界に広く知られています。

  バンダイは総合玩具メーカーです。
  キャラクターものの製品が多く、その中にはガンプラやエヴァンゲリオンも含まれます。 

  ハセガワは、クルマ・バイク・飛行機に、戦車・戦艦などを忠実に縮小したスケールモデルが得意なメーカーです。
  「飛行機のハセガワ」とも言われています。

  アオシマは、スケールモデルでもデコトラやスーパーカーなど特色のある製品が多く有ります。
  特にアオシマオリジナルである合体ロボ、合体マシンシリーズなど、子供たちに人気のある製品が多くあります。

  このように、特色のあるメーカーが多数存在することも、プラモデルの魅力の一つでしょう。
  私たちは幅広いジャンルの中から、好みの製品を選ぶことができるのです。

フィギアもびっくり!美少女プラモデル

  近年、日本のプラモデル界に、バンダイから驚くべきジャンルが誕生しました。
  「Figure-riseLABO」という、アニメに登場する美少女をモチーフにしたプラモデルです。
  キャラクターものを得意とするバンダイとはいっても、そのこだわりには目を見張るものがあります。

  透けるような肌や頬の赤みを再現する「透過技術」。
  重ねるクリアパーツの厚みによって濃淡が調整された、アニメそのままの目。
  見る者を惹きつけてやまない髪の毛や衣装の造形。
  そして、外からは見えないにもかかわらず、細部にまでこだわり抜かれた下着類。

  その存在感は、フィギアを越えているかも知れません。
  いずれにせよ、プラモデルの魅力がまたひとつ深くなったことは間違いないでしょう。

プラモデルで塗装を楽しもう!

色を塗って、自分だけのプラモデルを作ろう!

  プラモデルは、色を塗ることでオリジナリティが高まります。この世界に唯一の、自分だけの作品を手に入れることができるのです。

  うまく塗ることができたなら、作品の満足度も上がり、作るうれしさも大きくなるでしょう。

  うまく塗るには次の5つに注意してください。  

  1、下地塗装について。

  下地塗装には、サーフェイサーと呼ばれる缶スプレーを使用します。
  表面の小さなキズを目立たなくし、同時に塗料をなじませる役割があります。
  
  2、色を塗る順番について。

  色には強さがあり、弱い色から強い色へと塗っていくのが基本です。そうして色のにごりを防ぎます。

  3、塗料のツヤ消し、ツヤありについて。

  ツヤ消し、ツヤありの両方を使う場合は、ツヤありから塗っていきましょう。
  ツヤ消しの上にツヤありを塗っても、ツヤは出てきませんので要注意です。

  4、塗っていく面積の順番について。

  広い部分からせまい部分へと塗っていきましょう。 
  塗りやすさが格段に違ってきます。

  5、色を塗るための道具について。

  一見、筆塗りのほうが簡単に見えますが、実は技術と経験がいちばん必要なのが筆塗りです。

  初心者がいちばんキレイに、ムラなく塗れる道具、それは「エアーブラシ」です。
 
  エアーブラシは、値段が高そうなイメージがありますが、プラモデル塗装用として、5,000円~10,000円で買えるセットが販売されています。

知っておこう!ゲート処理

ゲートとは、プラモデルのパーツとライナーをつないでいる部分のことです。

  このゲートをニッパーなどで切り、パーツをライナーから取り外します。
  その際にパーツ側に残ったライナーの跡を、ヤスリなどを使ってキレイに削る作業を「ゲート処理」と呼びます。
  通常ゲート処理は、塗装することを前提に行われます。

  ゲート処理を上手に行うには、切れ味の良いニッパーを使うのがポイントです。パーツをキレイに切り離せば、ゲート処理の作業負担を軽減できます。

  質の悪いニッパーや爪切りなどを使うのはおススメしません。

  パーツを切り離したら、残ったゲート跡を紙ヤスリや布ヤスリ、または金属ヤスリなどで削り、キレイにします。
  削る際は押す方向へのみ、軽くていねいに動かしましょう。
  前後へ押したり引いたりすると、キズや変形の原因になります。

  ていねいなゲート処理で、より完成度の高い作品を目指しましょう!

プラモデルで楽しいおうち時間を過ごそう

 いかかでしたでしょうか?
 この記事が、プラモデルの魅力、作る楽しみを理解していただく手助けとなれば、とてもうれしく思います。

 コロナ禍の今だからこそ、お気に入りのプラモデルを手に入れ、作ることを楽しみ、不安な気持ちを吹き飛ばそうではありませんか!