大人もハマる!ラジコンの魅力と楽しむポイント応用編②プロポ

ラジコンのしびれるような加速や鋭いハンドリングは、モーター・エンジンのパフォーマンスや足回りだけでなく、プロポによっても大きく左右されます。

一方でプロポのセッティングには電気の知識が欠かせないうえに、操縦もビギナーには難しく、自己流では不安が残ります。

そこで今回はお悩み解決のために、プロポのセッティング・操縦の基本・学び方に関する情報を紹介すると同時に、プロポセッティングやハンドリングの楽しさを紹介します。

基本編「ビギナーでもプロポセットのセッティングや操縦」が大丈夫な理由

「ラジコンを操縦するプロポセットの仕組みがわからない」「プロポ・サーボ・アンプといった用語の意味が理解できない」「送信機を使った加減速やハンドリングが難しそう」「サーボによるステアリングのセッティングがわからない」私たちのもとにも、こうしたお悩みの声が寄せられます。

プロポのセッティングは、各パーツの機能がわかればそこまで難しくはありません。操縦法も、基本的なコツは意外と早く覚えられます。

この章では、アンプ・サーボ調整などのセッティング事例や、実際の操縦法を紹介します

ラジコンを操縦するプロポセットの仕組み

ホビー用ラジコンの無線操縦は、ヘリでも飛行機でも車でも「デジタル・プロポーション方式」を採用していることから、操縦機能を略して「プロポ」とよんでいます。デジタルプロポは、従来のアナログ方式にはできなかった無段階調整を可能にし、スムーズな速度調整やハンドリングを実現しています。

プロポセットは、送信機・受信機・サーボ・アンプといったパーツで構成されており、発信電波はラジコンカー用の場合、ハンドリング用・加減速用を分けた2チャンネル方式を採用しています。

各パーツ用語の意味と機能

送信機

アクセル・ブレーキ・ステアリングの信号を、ラジコン本体に送信します。一般的にラジコンカーでは、拳銃の引き金とハンドルを組み合わせたようなホイーラータイプが採用されています。

受信機

送信機・受信機双方にはクリスタル発振方式が採用され、送受信周波数のブレを最小限に抑えています。

サーボ

サーボモーターが、受信機からの制御信号を機械的な動作に変換します。サーボにはデジタル・アナログの2種類ありますが、デジタルは駆動力の強さ・細かい操作性・ニュートラル感応性等の面で優れています。

アンプ

スピードコントローラーとも呼ばれ、制御信号を電圧に変換し、モーターに出力を与えます。モーターをハイパフォーマンスタイプに変更する場合は、アンプの変更も必要です。なおエンジン間の速度調整は、サーボが行います。

サーボのセッティング方法

プロポのセッティングでキーとなるのが、サーボの調整です。ここではいくつかの調整事例を紹介します。

・ギアパーツを金属製に交換することによる耐久性アップ

・ハイトルクサーボセーバーによる操作性アップ

・送信機とサーボの相性チェック

送信機を使った加減速やハンドリング

送信機の操作は「習うより慣れろ」です。パイロンを並べてでオーバル(楕円)コースを作り、ひたすら練習を繰り返すのです。アクセルとハンドルの連携を体で覚えましょう。そしてオーバルがマスターできらら、今度は8の字コースにチャレンジしましょう。

ビギナーのみなさんも、積極的にプロポのセッティングと操縦法を習得して、ラジコンカーのパフォーマンスを引き出しましょう。

学習法編「セッティングや操縦は自己流では覚えられない」が大丈夫な理由

「自己流でプロポのセッティングや操縦を覚えてるけど大丈夫かな」学習法に関して悩むビギナーも多いようです。この章ではメーカーやショップが開催しているオンラインセミナー・講習会を紹介します

タミヤハイテク講座

https://www.tamiya.com/japan/rc/enjoytamiyarc.html

ラジコンフリークが自慢のセッティング・走行テクを、WEB上で披露するコーナーが「タミヤハイテク講座」です。レアもの工具紹介や、歯ブラシ?を使ったセッティングなど、みんなの知恵と工夫が詰まっています。

RPK初心者講習会

https://ameblo.jp/racing-park-kitakyushu/entry-12066052327.html

オンラインも便利ですが、できたら実際にさわっていじってテクを身に着けたいものです。

全国のショップでも、ラジコン操作・セッティングの講習会を実施しています。北九州の老舗ショップRPKでも初心者講習会を定期的に開催、サーボ取り付け・アンプやプロポの設定も実地で教えてくれます。

セッティングや操縦を自己流で覚えるのが不安なら、ぜひ活用してみませんか

ラジコンにおいてプロポセッティングやが楽しい理由

正直なところ、「プロポセッティングや操縦は奥が深くハードルが高い」のは確かです。でも、心配はいりません。

奥が深く手がかかるところこそがセッティング・操縦の醍醐味なのです。アンプを調整してもパワーが上がらない、なんてこともあるでしょう。でも何度もトライアンドエラーを繰り返してついにモーターにキレが伝わる…からこそ楽しいのです。最初からスムーズに進んだら、おもしろくありません。

ビギナーのみなさんも、セッティング・操縦の難しさを楽しんでみましょう。

まとめ

ビギナーのみなさんも、実地レッスンや独学を通じて基本を体得し、プロポのセッティングや操作を楽しみましょう。

この記事を書いた人

たきたちゃん